6月1日から7日までの第55回水道週間にあわせて三条市は2日、竣工80周年の大崎浄水場を一般に開放し、国登録有形文化財建物見学会や記念のマグカップの先着プレゼントやなどを行い、日常生活を支える水道水に対する理解を深めてもらう。
水道週間にあわせた恒例行事で、午前9時から午後4時まで一般開放する。一昨年、国登録有形文化財に登録された場内の施設もたっぷり見学してもらう。ことしの水道週間のスローガンは「復興の 未来と生命(いのち) 照らす水」。
ことしは昭和8年5月の浄水場開設から80周年を記念して午前10時と午後2時の2回、それぞれ定員30人で国登録有形文化財建物見学会を開く。国の登録有形文化財の登録に尽力した長岡造形大学の平山育男教授が講師も務める。
さらに来場したおとな先着1,000人に「三条市上水道 創設八十周年 昭和八年五月竣工」と名入れステンレス製のマグカップをプレゼントする。
このほか、子ども先着500人に金魚プレゼント、浄水場の施設案内、蛇口パッキンの取り換え実演、三条管工事業協同組合による子ども先着300人に綿あめやポップコーンをプレゼントする。
同浄水場は、80年もたって今なお現役で使われている全国でも貴重な古い水道施設。蛇口をひねれば「できたての三条の水」も味わえる。ふだんは関係者以外立ち入り禁止の施設なので、この機会に訪れるリピーターも多く、昨年はおとな816人、子ども574人の計1,387人が訪れている。
入場は無料。駐車スペースは少ないので、なるべく車に乗り合わせて来場するよう呼びかけている。問い合わせは、三条市建設部市上下水道課大崎浄水場(電話:0256-38-3539)へ。