三条市空き店舗対策事業補助金の対象を拡大してより使い安い補助金にしようと、新規出店サポート補助金「テンポアテンポ」と名称も新たにリニューアルしてスタートする。
空き店舗対策事業補助金は、中心市街地の空き店舗を活用した創業を支援する事業。「テンポアテンポ」では、店舗改修費は150万円を上限に3/4までといった補助額は変わらないが、空き店舗以外にも空き家、空き倉庫も対象を広げた。
対象エリアも拡大。中心市街地活性化区域の北側を第一産業道路まえ広げた区域「中心市街地にぎわい創出エリア」とした。業種はこれまでの小売業、飲食サービス業、生活関連サービス業に加え、娯楽業の映画館、劇場、興業場(寄席、演芸場)、フィットネスクラブも対象にする。
営業時間は午前11時から午後6時を含む7時間以上を基本としたが、昼と夜の間にいったん店を閉めて仕込みを行う飲食業などはあてはまらなかったため、正午から午後2時を含む5時間以上の営業であれば対象とすることにした。
名称の「テンポアテンポ」の後ろの部分の「アテンポ」はイタリア語の音楽用語で、「もとの速度で」の意味。国定勇人市長は3日行った記者会見で、「昔のにぎわいのように、もう1回、まんなかが元気になってもらいたい。それをこの補助金によって少しでも後押しをしていきたい」という思いを込めたと話した。
一昨年は5件、昨年は4件に交付している。申請受け付けは、平成25年6月17日(月)必着で地域経営課へ提出する。