三条美術協会(岡村鶏守斎理事長)は、7日から9日まで三条市体育文化センターで第14回三条美術協会展を開き、三条市とその周辺で活躍する会員の作品を一堂に集めて展示している。
初日7日は午前10時から開場式を行い、岡村理事長があいさつで「三条はすごい芸術家がたくんさんいるんだと言われるように」、「明日から3日間、せいぜいたくさんの方からお出でいただくように」と願い、テープカットを行って開場した。
展示作品は同協会会員96人のうち、70人が出品した84点で、部門別の内訳は日本画10、洋画10、彫刻8、工芸10。書道35、写真11。部門をまたがって出品した人もいる。
同協会は1991年に発足。それまで独自に活動していた市内の美術団体が大同団結して美術界の振興を図っている。そのいちばんの事業が毎年恒例の三条美術協会展。市内美術団体を牽引する作家が多く、三条の美術界の状況を目の当たりにできる。
全国的に美術界は若手が少なく、愛好者人口が減り、同時に高齢化も進んでいる。三条美術協会もその外に漏れず、今回も100点を目指したが届かず、昨年を6点下回った。同会では「意識や志があればどなたでも入会してほしい」と期待し、ホームページも開設して会員を募っている。
開場は午前9時から午後6時まで、最終日9日は午後4時まで。入場無料。昨年は3日間で900人が来場している。