6と9のごろ合わせで「6・9(ロック)の日」の6月9日を前に三条署は7日、「鍵かけ」を呼びかける広報活動を行い、JR東三条駅で市内の高校生や警察ボランティアなど約70人が参加して自転車盗難被害防止などを駅の利用者に呼びかけた。
午後4時半から行い、小林国夫三条署長はじめ三条署員15人、駅最寄の三条東高校の規律委員会の12人と三条商業高校の6人の生徒、三条地区更生保護女性会、三条地区少年補導委員・指導委員、三条市青少年指導委員、JR東三条駅職員、三条市職員が参加。このほか、県警マスコット「ひかるくん」と「ひかりちゃん」、三条市環境マスコットキャラクター「エコちゃんサンちゃん」も参加した。
参加者は、駅の正面口と南口の二班に分かれて、駅の乗降客への呼びかけと、駐輪場の自転車の施錠の点検と整列を行った。
駅の乗降客には、高校生が主体となって自転車の盗難防止や詐欺被害防止の啓発グッズのポケットティッシュなどを手渡しながら「鍵かけをお願いします」と呼びかけた。
駐輪場では、びっしりと並んだ自転車を生徒とおとなの参加者や警察官が組になって1台ずつチェック。施錠や防犯登録の有無を確認し、不備のあった自転車には荷札タイプのチェック票を取り付けて注意を促した。
自転車盗被害の多くは鍵のかけていない場合が多く、高校生の被害の割合も少なくないことから、未然防止には「まず鍵をかけてもらうことが大切」と、地元の高校生にも参加してもらい、周知している。