三条市内で料理教室や婦人服の販売などを営む女性たちが9日、三条市・一ノ木戸商店街の「みんくる」で健康や美を探る体験イベント「私時間 vol.2〜大人の女性に贈る微糖な空間〜」を開き、ターゲットのおとなの女性たちが料理やフラワーアレンジメントなどを体験しながら、ゆったりとした時間を楽しんだ。
昨年、初めて開き2回目。企画は三条市内で営業する「みまつ」=興野1=の松永よし子さん、「ダイアナ・ピース」=神明町パルム2=の上山千鶴さん、「Dear.flowers」=石上3=の松永章子さん、「ラ・キュイエール・トモ」=本町1=の高橋知子さんの4人。
それぞれが店舗や教室を構え、ふだんは客に足を運んでもらうという待つ立場だが、それだけではいけないと「知ってもらおう」という思いと、さらにイベント開催の過程での話し合いや準備などは得ることも多く、「自分たちの起爆剤」の意味ももつという。
今回は、オープンからまもなく、参加者にとっても初めて訪れる人も多い「みんくる」が会場。洋服や化粧品などトータルでサポートする「みまつ」はパワーストーンのブレスレット製作体験。ブロポーションづくりの「ダイアナ・ピース」はリンパマッサージとスキンケア体験。フラワーデザインスタジオの「Dearflowers」と料理教室の「ラ・キュイエール・トモ」は、1つのガラス製のワイングラスを共有した「お花とお菓子のコラボ・レッスン」を行った。
三条をはじめ、長岡、新潟などから予約をした人や、この日、会場前で行なわれていた「三条マルシェ」に訪れた人なども足を止め、レンガ造りの落ち着いた雰囲気のなか、それぞれのコーナーの主宰者は穏やかな表情で対応。夏日だった外の暑さを忘れさせるようなゆったりとした時間が流れていた。
コラボ・レッスンは、オーストリアの名門ワイングラスブランド「リーデル」の脚無しのワイングラス2個を使って、1つにはフラワーアレンジメント、もう1つにはスイーツ「紅茶のブランマンジェとハーブティーのジュレ」の製作体験。
フラワーアレンジメントでは、参加者1人1人がグラスの中に白や黄緑色の粉末のパウダーオアシスを重ね、白いカラー、紫色のブローティア、淡い緑のギボウシを生け、シンプルだが個性あふれる涼しげなアレンジを完成させた。
新潟市から参加した40歳代の女性は、「お花や料理のレッスンを受けられて楽しかった」、「しかも今レストランで人気の「リーデル」のグラス」と、おしゃれなレッスンに大満足。「県央は、いろんなことがあっておもしろいですね」と、燕三条「畑の朝カフェ」にも参加しており、この日、会場前の通りで行われていた「三条マルシェ」の初体験と、「燕三条」を楽しんでると話していた。