台風3号の接近で12日の県内は高田で全国一の気温36.9度の猛暑日を記録するなど厳しい暑さに見舞われ、三条でも最高気温34.0度を観測し、前日11日の31.3度を大きく上回ることし最高を更新した。
明け方の最低気温は21.4度。日中は抜けるような青空が広がって気温もぐんぐん上がり、毎正時では正午の31.3度で30度を突破。午後からは雲が目立ち始めたので、これ以上は気温もあまり上がらないかと思われたが、フェーン現象でブレーキがかからず、ふだんより遅い、午後3時38分に最高の34.0度を記録した。
夜になってもなかなか気温が下がらず、毎正時では午後8時の29.3度でようやく30度を割った。季節外れの猛暑に、たまらずこの夏初めてエアコンをつけたという人も多かった。
日没前、野積から見る日本海に沈む夕日は、水平線のあたりを赤く染め、佐渡の島影を赤の濃淡で浮かび上がらせた。海面は夕日で宝石のようにきらきらと輝かせ、島と海の境界は水蒸気なのか白く見えた。日没から間もなく佐渡の岸の近くにはイカ釣り船の思われる小さなあかりがともり始めた。
夜になると燕市内から西の空に三日月がくっきり。田んぼではイネが青々とした葉を伸ばしている。