6月15日の「信用金庫の日」にあわせた社会貢献事業の一環として三条信用金庫は14日、同金庫職員のうち274人が参加して地域のカーブミラー清掃やごみ拾いを行った。
最も参加人数の多い本店と本部では合わせて56人が参加。就業時間が終わった午後5時半から始め、本店周辺の通学路を中心にごみ拾いなどの通学路清掃班が8班、カーブミラーの清掃が4班の計12班に分かれて本店を出発し、それぞれの担当区域を清掃した。
カーブミラーの清掃は、4、5人が1班となり、脚立、モップ、バケツ、雑巾などを手に出発。背の高い場所にあるカーブミラーは、脚立に上って鏡面をモップでふき、それでも汚れが落ちなければ雑巾でふいて、仕上げにタオルでからぶき。ほこりなどでくもっていた鏡もすっきりときれいになっていった。
ごみ拾い班は、それぞれの職員がビニール袋を手に、ゴミ拾い用のトングなどでごみを拾いながら歩き、三条市・(有)永塚製作所のおしゃれなごみ拾いトング「MAGIP」を使う人もいた。1時間ほどの清掃で、ビニール袋は空き缶や空きビン、たばこの吸い殻、弁当や菓子のごみなどでふくらんだ。
場所によってはスーパーのレジ袋サイズの袋がいっぱいになるほどのごみを拾った職員もいたが、市役所や郵便局などもあるこのエリアは比較的少なく、支店によっては相当量のごみが拾われる場合もあるという。
「信用金庫の日」は、昭和26年6月15日に信用金庫法が施行されたのにちなんで制定され、全国の信用金庫で、この日にあわせて感謝デーや募金など地域貢献事業を行っている。
三条信用金庫は、昭和49年から40年近くほぼ毎年、三条市などにカーブミラーを寄付していることもあり、平成11年から職員会を中心に各店舗周辺の通学路を中心にカーブミラーの清掃などを行っている。ほかにも5月に新潟県信用金庫協会が取りまとめて県社会福祉協議会に寄付をした募金活動や、献血も行っている。