三条市本町2、三条別院では、15、16の2日間、昨年に続いて2回目の御坊市(ごぼういち)が開かれており、初日15日は小雨が降ったにもかかわらず昨年を大きく上回る人出でにぎわった。
“御坊さま”と呼びれて地元の人たちに親しまれた三条別院を会場に、本堂で「いろいろなモノ」、それと渡り廊下で続く旧御堂(きゅうみどう)で「オイシイモノ」に分けて昨年より10店多い52店が出店した。
昨年は境内の駐車スペースで足りたが、午前中は開場してすぐに満杯になり、三条別院参道から大通りへ伸びる本寺小路は、真ん中当たりまで車が行列が伸びた。昨年は飲食が午前中でほとんどなくなってしまったため、ことしは出店を増やしたが、それでも昼を過ぎたころにはやはりほとんど食べ物がなくなった。
昨年は2日間で延べ2,500人が来場したが、運営を手伝う三条教区の僧りょは「きょうだけで2,000人は超えたかも」と予想を上回る人出に目を丸くしていた。
国定勇人市長も昼過ぎに見学で来場した。「なんでこんなにしっくりくるんだろう。毎日、やっているんじゃないかって思うくらい」と、店の数々がいつもそこにあるように本堂に溶け込んでいるようすに驚いた。
セレクトされた県内のショップが集まっているだけに、どの店も素通りできない。国定市長は、いくつかお気に入りの商品を買うと「あしたはプライベートで来ようかな」と感心していた。16日は午前10時から午後4時まで、入場無料。