華道「月輪未生流」三条支部(米田博宗支部長)の作品展が15、16の2日間、三条市・一ノ木戸商店街のまちのみんなの交流拠点「みんくる」で開かれた。
同支部に所属する三条市内で月輪未生流の指導者的立場にある7人とその教え子ら23人の作品を1点ずつ展示された。月輪未生流は京都東山にある皇室の菩提所、“御寺(みてら)”と呼ばれる泉涌寺で創流されたいけばな。
展示作品のなかには月輪未生流だけに許された菊の御紋のあるタケの花器も。「みんくる」は町屋造りで、土間の並ぶ和室にアジサイ、シャクヤク、ショウブ、ストレリチアなどを生けた作品が並び、日本の伝統的な建物の空間といけばなの調和を楽しめた。
同支部は1年おきに作品展を開いている。これまでは三条市丸井今井邸で開いたが、今回は新しくオープンしたばかりの「みんくる」で初めて開いた。会員は「会場は今井邸の方が広くてゆったりしていますが、ここはふだん、いけばなを見ない人からも通りすがりに見てもらえるのもねらってました」と話していた。