燕市は20日、昨年に続いて優良工事表彰式を行い、平成24年度施工の燕北中学校屋内運動場改築工事に伴う建築の共同企業体、春木建設と土田組、電気設備の太子電気、機械設備の繁原設備工業の4社を優良工事として表彰した。
市役所で表彰式を行い、鈴木力市長から各社代表に表彰状と記念品を手渡した。鈴木市長は、北小の屋内運動場を解体してからの建設は「大変な工事だったと思う」とし、今後も燕市の事業に尽力をと期待した。
4社を代表して春木建設の春木和朝代表取締役があいさつし、この表彰の事業を「業界をあげて待っていた」とし、「業界の各組合員が真似されるような手本を見せ続けたい」と述べた。
閉式後、鈴木市長と歓談するなかで、春木代表取締役は、解体工事が工期いっぱいかかったために準備期間が少なく、逆に完工は新しい屋内運動場で卒業式を行いたいという学校側の要望があって工期を残しての完工だったと苦労を話すと、市の担当職員に「状況の厳しいなかでの完成も評価された」に笑い声が上がって和やかだった。
この表彰は昨年、地元の建設関連業界の要望を受けて始まった。昨年は1件の1社を表彰。ことしは二十数件の工事を表彰対象に審査してこの4社に決めた。