燕市は30日午前10時から市役所つばめホールで「市長とのふれあいトーク」を開いた。初めて日曜のそれも昼に開いたが、参加者は約50人にとどまり、参加者増には結びつかなかった。
鈴木力燕市長は今年度の重点事業や各種施策の説明をプロジェクターを使って説明したあと、参加した市民の意見や質問を受けた。
鈴木市長は、新庁舎の開庁、Jack & Bettyプロジェクト、つばめ若者会議、燕市PR大使・隊鳥の4つの柱について話したあと、現在進行中のプロジェクトとして県央基幹病院の整備、防災体制の強化、新エネ・省エネの普及促進、斎場・墓地の施設拡充について話した。
新庁舎については一部を有料で一般開放も行う。使用料は、会議室は午前、午後、夜間の3つの時間帯に分けて広さの違いもあって1,000円から3,500円。つばめホールと屋外のまちづくり広場は1時間2,000円で貸し出す。旧庁舎の利活用についても話した。
県央基幹病院の整備については、市民の関心も高いだろうと、県央医療圏の医療提供体制の現状から、燕労災病院と三条総合病院を確認した病院の再編案まで順を追って詳しく説明。新斎場は来年8月に開場、燕霊園は来年1月に公募を開始し、既存の638区画に隣接して200区画を拡張することについて話した。
参加者は3人が質問。県央基幹病院の整備や燕市教育委員会主催のつばめ目耕塾の内容の偏り、燕市内での不審火に対する対策、防犯灯の増設、65歳以上の一人暮らしのきめ細かい調査の指導などがあり、1時間半で終わった。
鈴木市長が市長就任以来、毎年、市長とのふれあいトークを開き、鈴木市長が直接、市民に市政について語り、市民の生の声を聞いてる。これまでは燕、吉田、分水の各地区で1回ずつ、平日の夜間に開いた。
この日は、ことしの3回の市長とのふれあいトークの皮切り。初めて日曜、初めて昼に開いた。昨年の吉田地区は約70人が参加しているが、今回はそれを下回り、日曜の昼という設定は参加者増には貢献しなかった。職員の参加も多く、市民も自治会長など年配の男性がほとんどだった。
次回は燕地区を7月3日午後7時から中央公民館、5日午後7時から分水公民館で開く。