三条市の空き店舗対策事業の一環で、市内で創業を目指す人を対象に新規開業に必要な経営の知識とノウハウを体系的に学んでもらう「創業塾ポンテキア」が昨年に続いてことしも6月30日、スタートした。
空き店舗を減らしたいと、名称は「空き店舗」を逆さまに読んで「ポンテキア」とネーミング。9月22日まで、昨年より2回多い7回コースで、中小企業診断士による座学を中心に、ビジネスプランの作成、資金計画や収支計画を学ぶほか、実際に空き店舗対策事業を利用した先輩出店者の店の見学も行う。
また、実践編として7回のほかに、任意参加の10月と来年2月の三条マルシェへの出店もある。
初めて開いた昨年は34人が受講し、うち4人が市の空き店舗対策の助成金を受け、3人が実際に開業にこぎ着け、今年度の出店を予定している人も5人を数えた。
ことしの参加は男17、女12の計29人で平均年齢42歳。開店を希望する業種はサービス業11、飲食業8、小売業4の内訳。初日30日は一ノ木戸商店街の「みんくる」で開き、オリエンテーションや自己紹介のあと、昨年度の受講生や先輩創業者の体験談を聞き、それぞれが夢に描く店に当てはまったり、参考になったりする部分をくみ取ろうと熱心に受講していた。