3日夜、「燕三条『畑の朝カフェ』」のファンクラブ的な「朝カフェ倶楽部」のオフ会が三条市の畑で開かれ、県内外から参加した33人がビニールハウス内をあかりで演出した一夜限りの異空間「夜の『畑の朝カフェ』」を体験した。
ことし開設した「朝カフェ倶楽部」は、登録無料の会員制コミュニティーで、会員向けに「畑の朝カフェ」関連の情報を提供するメールマガジンの配信、先行予約の受け付け、会員限定開催などの特典がある。今回はその一環として、初めて開いた体験型交流企画。さらに、これまでは朝の畑を会場としていた「畑の朝カフェ」で、夜間に計画したのも初めてだった。
会場は三条市の飯塚農園。燕三条イタリア野菜研究会の副会長も務める飯塚英晃さんが生産する、イタリア野菜やカラシミズナ、クロイチジクなどのビニールハウスを、キャンドルやLEDの灯りで演出した。
日中は雨が降り、急きょ、会場を屋外の席からビニールハウス内に変更したが、予定通りに午後7時の薄暮からスタートした。キュウリやナスなどの野菜の収穫体験、約100個の竹灯ろうとLEDのほのかな灯りが揺れるなかで飯塚農園の野菜をはじめ燕三条産の野菜10数種類以上を使った加茂市・欧風厨房「サントピアット」の出張料理、参加者同士やスタッフとの会話などを楽しんだ。
キャンドルや竹とうろうの演出は、長岡造形大学の学生とコラボレーション。さらに、学生のつながりで長岡市三島地域の「三島ライトアップ実行委員会」が協力し、8月15、16日に同市で開催される「越後三島まつり」の「竹灯籠」を提供してくれた。
もう1つの光源のLED照明は、燕市笈ヶ島、(株)ワイテックが提供、設置を協力するなど、燕三条の魅力を発信する「朝カフェ」のコラボレーションも広がりを見せている。