航空機分野参入をテーマにIHIとエアバス・ジャパンの講師で第1回つばめ未来産業セミナー、60人参加 (2013.7.4)

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燕市は4日、燕市吉田産業会館で第1回つばめ未来産業セミナー「航空機産業におけるモノづくりの現場」を開き、60人が参加して株式会社IHIとエアバス・ジャパン株式会社から招いた講師から、航空機産業、なかでもジェットエンジン部品の参入の可能性などについて講演を聴いた。

4日開かれた第1回つばめ未来産業セミナー「航空機産業におけるモノづくりの現場」
4日開かれた第1回つばめ未来産業セミナー「航空機産業におけるモノづくりの現場」

一般財団法人日本立地センターの増川邦弘主任研究員が「燕市新産業創出調査報告」のあと、IHI航空宇宙事業本部生産センターの落合宏行主任調査役が「ジェットエンジン部品の加工技術及びこの分野への参入について」、 エアバス・ジャパンの野坂孝博コミュニケーション・ディレクターが「エアバスが描く未来の航空〜2030年の航空機市場予測と2050年の空の旅〜」をそれぞれテーマに講演した。

IHIの落合主任調査役は、IHI航空宇宙事業穂運部の事業概要から航空機用エンジンの特性、最新の加工技術の紹介、外注に向けての今後の動向、参入のための方法について話した。

最新の加工技術については、現場レベルでの具体的な加工技術を問題点や解決方法を含めて図や動画も使って説明した。

東日本大震災の発生で、IHIはダブルソース化を進め、特殊固定を社内の2カ所に分散し、素材や購入品、加工外注品の2社への発注を進めており、「皆さんにもチャンスがある」と落合主任調査役。さらに「1年、2年で利益が出ることはない」、「一度、参入したら、わたしはやめたとは言えない世界」と厳しさを示した。

一方で同社の供給元認定を受けるということは「独占企業のようになる」ことで、「信頼を得たら決して損になるものではない」と果敢なチャレンジに期待した。参加した金属加工メーカーをはじめ金融機関や商社の人は、それぞれの立場でどんなかかわりができるの可能性をイメージしながら熱心に聴講していた。

燕市では秋から新たな産業プロジェクトを始めるのに伴い、その前段として新産業、新分野に関する情報提供の観点からテーマを変えて3回のセミナー、2回の工場見学会を開く。今回はその皮切り。24日には第1回見学会を開き、IHIで「そらの未来館」と瑞穂工場を見学する。

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