新潟県央工業高校100周年記念事業実行委員会(川崎国雄会長)は4日、創立100周年記念事業として建築資金の募金活動を展開しながら建設している総合トレーニング場の上棟を祝うもちまきを行い、生徒に体験してもらった。
明治44年(1911)に南蒲原郡立三条商工学校として開校してから平成23年でちょうど100年。その記念事業で建設される総合トレーニング場がこの日、無事に上棟となった。
同校には建設工学科もあるが近年、上棟に伴うもちまきの習慣が減っている。100周年記念事業への参加気運を高められればと、記念事業の一環で生徒を対象にもちまきを行った。
2階建ての鉄骨が組み上がったところに足場を組んで行う計画だったが、前日に雨が降ったため、体育館に変更して行った。
午後1時前に運動部所属の生徒約300人が待つなか、卒業生でもある設計の牛腸誠司牛腸設計社長、施工業者の小柳信之樟建設社長をはじめ、100周年記念事業実行委員会の川崎会長、梨本正寛事業委員長、同窓会関係者ら12人が登壇した。
「100周年記念総合トレーニング場上棟おめでとうございます」のかけ声とともに、ステージ上から豆大福300個と菓子などをまいた。受ける生徒は野球部をはじめ運動部の生徒たちとあって、飛んでくるもちや小さなアメもほとんどをダイレクトキャッチ。一般では拾うというイメージだが、日焼けした腕を伸ばし、笑顔で楽しんでいた。
総合トレーニング場の竣工は9月中旬の予定で、10月5日に記念式典を行う。同実行委員会では、総合トレーニング場の建設費を含む100周年記念事業で篤志募金を行っており、6月末現在で目標とする3,500万円にもう一息というところで、引き続き募金を呼びかけている。