燕市教育委員会では、7月9日から11月12日まで市内3会場で計12回の成人講座「つばめ目耕塾(もっこうじゅく)」を開き、初回9日は午前10時から燕市中央公民館で開き、上原洋一教育長が小学校の国語の教科書に掲載されている絵本「ごんぎつね」を使った授業を行う。
東京書館の小学校の教科書「新しい国語4年(下)」に掲載された「ごんぎつね」を使う。「ごんぎつね」は先に燕市が発行した「つばめっ子かるた」で絵札の原画を描いた絵本作家、黒井健さんの代表作でもある。
これをどう使って講座を進めるかは上原教育長に任せてある。上原教育長は国語の先生で、今春まで県立糸魚川白嶺高校校長だった。どんな内容になるかは当日のお楽しみ。「ごんぎつね」は今も小学校の国語の教科書に掲載されているが、受講者の中心の60歳以上の世代ではまだ国語の教科書になかったようで、白紙の状態で「ごんぎつね」にふれることができる。
時間に余裕があれば、先に燕市で講演した詩人、谷川俊太郎さんが翻訳した海外の絵本「スイミー」も取り上げる。11時半に終わる。
つばめ目耕塾は、主に高齢者を対象に毎年、燕、吉田、分水の3会場で文化や生活に関連した講座を行っている。参加は無料で登録の必要がなく、参加したい人は開催日に直接、会場へ出向く。詳しくは燕市総合文化センター内の燕市教委生涯学習課公民館係(電話:0256-63-7001)へ。