県内の市町村で5日、参院選の期日前投票が始まった。これまで燕市では燕、吉田、分水の3庁舎それぞれに期日前投票所を開設していたが、今回は新庁舎開庁に伴い、期日前投票所は新庁舎の「つばめホール」1カ所にしたにもかかわらず、初日5日はちょうど100人が投票し、前回2010年に行われた参院選の期日前投票初日の77人を上回る好調な出足だった。
期日前投票は20日までの16日間。前回参院選は日を追うごとに尻上がりに1日の投票者が増えた。各庁舎の3つの期日前投票所を合わせた1日ごとの投票者は、6月25日の77人から26日89人、27日91人、28日131人と4日目で初めて100人を超えた。それと比べても、今回の初日で100人は多い。
また、昨年12月の衆院選でも、期日前投票が11日間と短いが、初日12月5日の75人から6日78人、7日155人と推移している。
期日前投票は午前8時半から午後8時までだが、新庁舎の開庁に伴って各庁舎に設置されたサービスコーナーは、午後5時15分で業務を終わる。その後は職員が不在になるため、投票用紙の管理の問題もあり、期日前投票所は新庁舎1カ所だけにした。
最寄りの期日前投票所は、ほとんど市民にとってこれまでより遠くなり、投票率の低下が心配されていた。しかも5日は雨が降るという悪い条件が重なっただけに、予想外の結果。新庁舎の見学がてら、新庁舎で期日前投票をしてみたいと思った人が多いのではと見る向きもあった。燕市の選挙人名簿登録者は男3万3,063人、女3万5,334人の計6万8,397人。