三条クラフトフェア実行委員会は8日、「第6回三条クラフトフェア in 槻の森」のチャリティー販売などに寄せられた善意31万円余りを東日本大震災の影響で三条市に避難している人たちのために役立ててほしいと三条市に寄付した。
午後1時に高橋恒夫実行委員長をはじめ、委員5人が市役所を訪れ、国定勇人市長に、合計31万2,080円の入った「義援金」と書いた箱とのし袋を手渡した。
三条クラフトフェアは、6月22、23日の2日間、ことしも三条市総合運動公園内の芝生広場で開かれ、県内外から約40,000人が来場。全国から出店した179組のさまざまなジャンルのクラフトマンから、作品1点ずつをチャリティーで提供してもらい、来場者にチャリティー価格で販売した。
今回の寄付は、チャリティー販売の売り上げすべてと、趣旨に賛同した飲食店ブースの一部の出店者から寄せられた善意も加えた。
毎回、県内外から多くの人を呼び込むイベントとして定着した三条クラフトフェアに、国定市長が「6回にしてよくここまでになりましたね」。高橋実行委員長は、出店者や来場者のおかげというのはもちろんだが、当初の下田地域から会場を移して以来、周辺の妙法寺や月岡、浅野金属、三條機械スタジアム、県立月ヶ岡特別支援学校など地域の人たちが快く応援してくれて感動したと話した。
続けて、昨年は会場周辺が渋滞したことなどもあり、地域からの苦情も覚悟したが、妙法寺の自治会関係者と話したときに「みんなが楽しみに待っているから応援している」との言葉をもらったと言い、協力に感謝していた。