「燕餃子(つばめぎょうざ)」で注目を集める燕食品株式会社=燕市杉柳=の代表取締役、長谷川智彦さん(31)は7日、「カフェ・トゥジュール」=同市神明町=でソロライブ「餃子売りの少年。」を行い、歌とギターのもうひとつの顔を披露した。
長谷川さんは、燕市の名産になればと燕餃子を考案。燕食品を立ち上げて昨年12月に発売した。一方、東京ヤクルトスワローズとのコラボレーションに取り組む燕市。鈴木力市長は、スワローズのマスコット「つば九郎」の燕市PR隊鳥就任のギャランティーとして、燕餃子を提示したことで燕餃子は一躍、注目を集めた。
東京でシステムエンジニアとして働いていた長谷川さん。もうひとつの顔は、中央大学でモダンジャズ研究会に所属して本格的にジャズギターを始めたジャズプレーヤー。今も月1回、東京で飲食店で在京の仲間とライブを行っている。
今回はカフェ・トゥジュールの常連客の同級生から勧められてライブを行った。店のなじみ客など10人余りが来場し、長谷川さんはフルアコースティックギターで前半はジャズのインストゥルメント、後半は歌もまじえてブルースやポップスを演奏し、最後はオリジナル2曲を演奏した。
長谷川さんは、「毎日、ライブをやってたら体がもたない」と話すほど、思いをしぼりだすように熱演。「アットホームな雰囲気でとてもやりやすかった」と長谷川さん。三条でのライブは高校時代14年ぶりで“餃子売りの少年”は充実感にあふれていた。