三条市青少年育成市民会議などは、14日午後1時から三条市中央公民館で平成25年度三条市青少年健全育成市民大会を開き、金子みすゞ記念館館長で童話作家の矢崎節夫さんを講師に「今、こだますとき〜みすゞさんのまなざし〜」がテーマの講演会などを行う。入場無料。
第1部は午後1時から3時半までの本大会、第2部が午後4時からの街頭啓発活動の2部構成。第1部は、午後1時から第三中学校吹奏楽部、三条ジュニア合唱団のオープニングアトラクションでスタート、1時半から式典、2時から矢崎さんの講演会を開く。
矢崎さんは1947年東京生まれで、早稲田大学英文科卒業。詩人佐藤義美、まど・みちおに師事し、童謡・童話などの世界で活躍している。1982年、童話集「ほしとそらのしたで」(フルーベル館)で第12回赤い鳥文学賞を受賞した。
創作活動のかたわら、学生時代に出会った一編の詩に衝撃を受け、その作者の童謡詩人、金子みすゞの作品を探し続け、埋もれた遺稿512編を発見。「童謡詩人金子みすゞの生涯」(JULA出版局)は1933年日本児童文学会賞受賞。著書は多数で、童話「うしろのまきちゃん」、エッセイ「みすゞ探しの旅」、「ぱっちんぱちんきらり」など教科書にも掲載された。入場無料で誰でも入場できる。
第2部は、午後4時から関係団体が市内のスーパーマーケットの店頭などで街頭啓発活動を行う。
同大会は、7月の「青少年の非行・被害防止全国強調月間」と「社会を明るくする運動強調月間」にあわせて、関係機関や団体、地域住民らが青少年健全について共通理解と認識を深め、それぞれの立場で運動を展開する契機とするために毎年、開いている。「地域での子育てはあいさつから〜人と人との豊かなかかわり合いを広げよう〜」をテーマに活動している。