参院選県選挙区の民主党公認、風間直樹候補が三条市で個人演説会 (2013.7.19)

参院選県選挙区の民主党公認、風間直樹候補(46)＝民主・現＝は18日、三条市中央公民館で個人演説会を開き、民主党幹事長代行の馬淵澄夫衆議院議員らが応援に駆け付け、会場を埋めた支援者とともにガンバローコールを行って勝利を誓った。

450人余りの支援者と民主党新潟県連代表菊田真紀子衆議院議員をはじめ、馬淵幹事長代行、民主党政策調査会副会長の群和子衆院議員、民主党女性委員長代理の安井美沙子参院議員の手拍子に迎えられて風間候補がステージに上がった。

風間候補のカラーの赤いシャツに赤いはちまきに菊田議員は「身も心も風間直樹の色（赤）に染められて」と会場を和ませ、残り2日となった選挙戦は、大変厳しいぎりぎりの大接戦と支援を求めた。

民主党には昨年の衆院選以来、逆境、逆風が続いているが、「このまま終わるのであれば、私たちはただの捨て石で終わってしまいます。政権与党という厳しい経験をしたからこそ、健全な民主主義、国会を発展させるためにしっかりと頑張っていかなくてはならない」と民主党の存在意義を訴えた。

今回の選挙は、2議席のうち1議席は自民党議員がかたいが、風間候補は「残念ながら森ゆう子さんと一騎打ち、今、若干、負けている大変厳しい戦況」、「絶対に負けたくない」と支援を求めた。

馬淵議員も1議席は風間直樹に力をと求めた。実感なき景気回復や株価の乱高下に多くの人が違和感を感じ、疑問に思っている。経済成長第一は言うまでもないが、アベノミクスの3本の矢は順に放つのでなく、安全と安心の仕組みである社会保障を車の両輪のように動かさなければならないと、消えた年金問題、子育て支援など社会保障について話した。

安倍政権は年金の抜本改革になしのつぶてで、「参議院選挙直前に年金抜本改革の先送りを決めた、高齢者医療の見直しもなされないままに、介護も子育て支援も選挙後に見直すのは削減の方向です」、「お約束します。今、ただすべきをただし、皆さんの暮らしを守る力になる。私たちは再び地域から皆さんの声を基に原点として生活者起点として社会保障を、暮らしを、命を、地方を守ってまいります」と力強く述べた。

風間候補は、これまでの支援に感謝するとともに、決意を述べた。大きな争点のひとつはTPP問題で、昨年の総選挙で断固反対と言っていた自民党が国政選挙で事実と異なることは許されないと批判。とくに農業の問題は、食の安全、将来の自給率、国土を守る問題に直結する。

「今回の選挙で何としても一議席をいただき、日本の農業、私たちの食を守るために、自民党政権をしっかり歯止めをかけていきたい。安倍政権のTPP交渉、外務省に政務官の席を置いたものとしてしっかり実行します」。

さらに、非正規雇用の比率を徐々に減らし、正規雇用を増やすと述べ、「日本の雇用を建て直しましょう、社会保障をもう一度作り直そうではありませんか」。「皆さまの支援に報いるためにもどうしても勝ちたい、勝たせていただきたい」と支援を求めた。