燕市分水地区の夏まつり、第42回分水まつりが20、21の2日間、開かれており、初日20日の仮装盆踊り大会には初めて高校生が出場し、見事、1位に輝いた。
初出場で1位になったのは、県立分水高校(吉田弘校長)。教員の提案を受けて生徒が企画し、生徒会とボランティア部、バスケットボール部から18人と教員3人の21人で出場した。
生徒は分水おいらん道中のおいらん役やゴールデン・ボンバーの樽美酒研二、教員も良寛と親しくした貞心尼などにふん装。9月13、14日に開く文化祭「水櫻祭」をPRする校舎を描いたパネル、高校ののぼり旗も掲げた。
仮装盆踊りには10組近くが出場したが、分水高校の1位は予想通り。副賞として3万円分の商品券を受け取った。
そもそも分水高校は毎年、「水櫻祭」で仮装行列を行っており、生徒の仮装に対するハードルは低い。今回はその「水櫻祭」のPRを第一に出場。おいらん役にふんした生徒会長の2年生亀山里紗さんは、審査結果の発表で、「なかなか番号が呼ばれなかったのでだめかと思った」が、最高の結果を喜び、「すごく楽しかった」と声を弾ませていた。商品券は生徒会の活動費に充てる考えだ。
吉田校長も会場へ足を運んで生徒の出場を見届けた。「地域のなかへ積極的に入っていって学校をPRすることは非常にいいことと思います」と生徒の頑張りをほめていた。
20日の分水まつりは、たるみこしオープニングセレモニーから願王閣で家内安全護摩祈祷勤修、交通安全パレード、三世代市民音楽ステージ、夜は分水みこしと子ども分水みこし、民謡流しと仮装盆踊り大会などが行われた。
露店は例年よりやや少なめの106店。21日は午前10時から諏訪神社での諏訪神社例大祭斎行に始まり、午後3時から諏訪神社みこし渡御が出発。お祭り広場で4時15分からヲミワケ太鼓、5時半から園児よさこい・分水児童館ダンス・よさこいソーラン、そして7時半から太鼓の響演で締めくくる。