親子整体など親子がリラックスできる場を提供するる「マザーネイチャー」=三条市旭町1=の代表、平田梢さん(31)は22日、レディスクリニック石黒=三条市荒町2=はベビーマッサージとコラボして産後の回復エクササイズを行った。
1歳前後の赤ちゃんとお母さん4組が参加。平田さんは足裏マッサージに始まり、骨盤内臓を支える骨盤底筋を動かし、腹式呼吸で腹筋の回復を強化させるエクササイズを行った。
続いてロイヤルセラピスト協会のベビーマッサージセラピストの認定講師、燕市の塩田織枝さん(28)が、裸の赤ちゃんとふれあい、体と心でコミュニケーションするマッサージを指導した。
平田さんは店舗で予約制で産後の回復エクササイズを行っているが、レディスクリニック石黒からの提案で、初めて同クリニックへ出張エクササイズ。月2回、同クリニックでベビーマッサージ教師を開いている塩田さんとのコラボで実現した。
「出産すると自分をないがしろにしている体調の不調を引きずっているお母さんが多くいます」と警鐘を鳴らす。
産後から6カ月間は授乳で妊娠中に蓄えて脂肪が消費され、体をきれいにするホルモンが出て、アレルギーに対する抗体も分泌される。しかし6カ月を過ぎるとそうしたホルモンも分泌されなくなり、「その6カ月であとの生活が全然、変わってくる」と言う。
とくに妊娠中の女性のほとんどが、腹筋の中央が縦に離れて開く腹直筋離開という症状になる。早く回復させないと背中や腰に大きな負担がかかってしまう。
平田さんは、マタニティーヨガなどを手掛ける米国のメアリー・バーンズさんのプログラムに学び、出産翌日からできる回復エクササイズを指導している。