燕・弥彦消防事務組合(管理者・鈴木力燕市長)は23日、職員互助会費など約130万円を使い込んだ消防職員1人を停職3カ月、管理監督責任として3人を戒告、正副管理者の25年度報酬を全額減額とする処分をした。
12日に消防職員から副参事の消防司令補(48)が職員互助会費などを私的に流用していたと報告があり、顛末書の提出を求めるとともに通帳と支払い書類などを調査した。
本人に事情聴取した結果、職員互助会費128万7,328円が私的に流用されていたことを確認した。流用金はすでに全額返還されている。
該当職員の停職3カ月のほか、事務局長、消防長、消防次長の3人を戒告処分としたほか、正副管理者の報酬減額については、次回の組合議会に提出する。
該当職員は平成24年度、互助会費の管理を担当しており、昨年4月からことし3月までの間に一度に数万円ずつ繰り返し私的流用した。今年度、異動で担当をはずれ、決算などから私的流用が明らかになった。該当職員は生活費の支払いなどに充てていたと説明していると言う。
公金とは性質が違い、本人も謝罪し、すぐに全額を返金したことなどから警察には届け出ないことにした。
管理者の鈴木市長は「地方公務員としてあるまじき行為であり、住民の信頼を著しく損ねますことは、誠に遺憾であり、全職員に対して、服務規律の確保を徹底し、再発防止への取り組みが適正に行われるよう厳しく指導を行ってまいります」とコメントしている。