三条市・一ノ木戸商店街のみんなのまちの交流拠点「みんくる」の物販のチャレンジショップで19日、ストリートカジュアルなメンズファッションの「inception(インセプション)」がオープン。三条市内にはメンズショップが少なく、どれだけ地元の男性に受け入れられるのか、挑戦が始まっている。
店内には約50アイテムが並ぶ。メンズのシャツやTシャツをはじめ、スニーカー、サンダル、ベスト、帽子など。見慣れた型だが、必ずワンポイントがあるようは商品を意識して買い付けている。20代後半がメーンターゲットだが、ベーシックなので、幅広い年齢層の服が好きな人に受け入れられると見る。シャツは4,000円ほどからあり、予想外の手ごろな価格がうれしい。
レディースウエアは、得意なニットやフルオーダーのウェディングドレスで知られるブランド「aacero(アーチェロ)」のブラウス、サマーニット、サロペットなど、ガーリーなアイテムが並ぶ。
代表の林茂さん(34)=新潟市中央区上所=は、いわゆる“脱サラ”でのチャレンジショップ出店。直前に11年間勤めたアパレルメーカー、イトキンを辞めた。イオンモール新潟南や横浜でも働いた。
生まれ育った新潟市にこだわりがある。最後の5年間は、万代シテイビルボードプレイスのメンズとレディースの複合店に勤務したが、それまでマネジャーの役職だったが、あえて店長に格下げで構わないからと万代シテイビルボードプレイスでの勤務を会社に直訴している。
「みんくる」に出店しながら開業準備を進め、チャレンジショップが終わったらできるだけ早い時期に新潟市や三条市に出店したいと考えている。
「着るのをためらわないデザイン、品質、価格がバランスするいいラインを僕なりにここだというところを見つけたので」と、林さんはこれまでキャリアで得た経験からマーケティングには自信があり、同時にチャレンジショップはそれを確認する作業でもある。
三条市にはこれまでまったく縁がなかった。出店からまだ数日だが、「思ったよりあたたかく迎えてもらっている」と喜び、販売についても「まだ数は少ないけど、手応えは感じてます」と話している。木曜は定休、午前11時から午後7時まで営業。