調理を仕事にしようとするシェフパティシエ専門学校学生が三条市大島の畑でモモの収穫体験 (2013.7.24)

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県内有数の果樹産地、三条市大島地区では、今月半ばから早生品種のモモの収穫が始まり、果物のシーズンが到来。22日は石田フルーツガーデン(石田聡さん経営)=三条市大島=にシェフパティシエ専門学校=新潟市中央区=の調理を仕事にしようとする学生がモモの収穫体験に訪れた。

石田フルーツガーデンでモモの収穫体験を行うシェフパティシエ専門学校の学生
石田フルーツガーデンでモモの収穫体験を行うシェフパティシエ専門学校の学生

専門学校の依頼を受けて収穫体験を受け入れたもので、体験するの学生は110人。2回に分けて体験し、1回目の22日は調理製菓技術科、製菓製パン技術科、調理本科の55人が参加し、収穫一番手の早生品種「日川白鳳」の収穫を体験した。

モモ畑は葉と下草の緑に覆われ、果実はすでに赤く色づいている。学生は石田さんから畑のことや収穫方法を聞いてから収穫作業。片手で枝をおさえて、もう一方の手でモモの果実をそっと持ち、ひねらずに下に引いて次々と実をもぎ取った。

モモにかけてある二重の袋をはずす
モモにかけてある二重の袋をはずす

脚立なしでは手が届かない所の実も、男子学生が肩車をしてゲット。「おいしそ〜」、「食べたいね」と話しながらモモを手に取り、収穫用のコンテナはあっというまに赤いモモでいっぱいになった。

 参加したシェフパティシエ専門学校の学生
参加したシェフパティシエ専門学校の学生

さらに「日の出」の袋をはずす作業も体験した。「日の出」には、雨や虫、風、日差しから果実を守って品質向上させるめに、果実に二重の袋をかけて覆ってある。学生は授業で使ったモモは缶詰だったと言い、「貴重な体験をさせてもらって楽しかった」と礼を述べた。また、石田さんもふだんは家族で作業しているだけに、「親子で作業すると半日かかるところが10分で終わり、助かった」、「きょうの体験が何かの参考になってくれれば」と話していた。


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