昨年から三条市が開設している「創業塾ポンテキア」の一期生有志が中心となったイベント「夏休み!!手作りワンダーランド」が28日、やはり一期生が創業した手芸の店「SATOWA」=三条市本町4=で開かれ、おとなも子どもも一緒に楽しめる10のワークショップが開かれる。
午前10時から午後4時まで、店舗の1階とカルチャー教室の2階も使って開く。ポンテキアの一期生は「SATOWA」以外に5人が参加し、ひとりはケーキやクッキーの販売だけ行い、ほかは豆腐の手作り、木工のCDラック作り、パソコンを使ったらくがきでポップアート、ビーズを使ったリングやネックレス作りなどを行う。
そのほかの参加は、三条市内で手芸を手掛けたり教えたりする人たち。パン粘土を使ったパン作り、トンボ玉で作るアクセサリー、きのこのトールペイント、パステルシャインアート、手編みや指編み、持参したものも中に入れられるバブルキャンドルなどのワークショップを行う。それぞれのワークショップで参加費が必要。
ポンテキアは市内で創業を目指す人から経営のノウハウを学んでもらおうと昨年初めて開き、34人が受講した。「SATOWA」の代表、村上知恵子さん(55)も受講したひとり。パッチワーク講師を始めて22年。三条市の空き店舗対策の助成金も受けて昨年8月に「SATOWA」をオープンし、「いつかは自分の店を」という夢を実現させた。
村上さんは以前から店舗を使ったワークショップのイベントの企画を温めていた。ことし3月に開かれたポンテキアの課外授業に集まった受講生有志に呼びかけ、その場で開催日も決めて準備を進めた。
「商店街に人を呼び込んで活性化したいという思いもあります」と村上さん。「ワークショップのついでに昼は商店街でご飯を食べてと、商店街のお店を使ってほしい」と言う。今回、村上さんは運営に専念し、ワークショップは行わない。
子どもからおとなまで、男性も楽しめるワークショップがそろっているので、夏休みに親子で、あるいは友だちや夫婦で参加するのもいい。「ワークショップの体験で家に帰ってからも話に花が咲いたりして、ものづくりを楽しむきかっけになればいいですね」と村上さんは話している。
会場の「SATOWA」は中央商店街の大通りに面し、本町パーキングの斜め向かい。ワークショップの参加は申し込みの必要はなく、直接、会場へ出向く。問い合わせは「SATOWA」(電話:0256-32-7242)へ。ワーショップのメニューは次の通り。敬称略。