燕市は28日、国際交流事業として翌29日から11泊12日で米国・ミシガン州のダンディーへ海外派遣する市内の中学生4人の出発式を行った。
燕市合併の前の旧吉田町は、1994年にダンディーと友好都市になり、毎年、交互に子どもたちを海外派遣している。ことしは燕市が派遣の番で、男女2人ずつ、3年生3人と2年生1人の中学生を派遣し、派遣にかかる費用約27万円の半分、13万円を市が補助する。
午前10時から行った出発式には派遣生とその保護者も出席。あいさつで鈴木力市長は、グローバル化や輸出入で海外との交流が欠かせない時代になっており、海外での貴重な体験からいろいろなことを学び、コミュニケーションを深めるために燕や日本のことを紹介してほしいと求めた。
4人に合い言葉として「Don't be shy, let's speak engish.」を贈り、英語が通じないのではなどと心配せず、「恥ずかしがらずにどんどん英語を使ってほしい」と願った。
派遣生の吉田中3年佐藤愉生さん、分水中3年伊藤菜々子さん、燕中等教育学校2年伊藤海人君、燕中3年池田修斗君の4人は自己紹介し、「日本の文化を伝えると同時に米国の文化にもたくさんふれ、知識を深めてくる」、「海外の文化を勉強してくる」、「自分の語学力を高めたい」、「燕市の文化、産業の魅力を伝えたい」などと抱負を述べた。
派遣生には、燕市の親善大使として役割にも期待しており、ダンディーでは英語で燕市のプレゼンテーションも行う。4人はこれまで4回の事前研修でそのコンテンツを作成。実際にプロジェクターを使って本番さながらにプレゼンテーションの披露も行った。