三条市交通安全協会会長の加藤紋次郎さん(75)=弥彦村=は29日、金婚式を記念してカーブミラー設置に役立ててほしいと三条市に30万円を寄付した。
午後1時に加藤さんは長男の益朗さん(42)、小林国夫三条警察署長とともに市役所を訪れ、加藤さん夫婦連名ののしぶくろを国定市長に手渡した。
加藤さんは三条市出身で、今は弥彦村在住。三条市の北陸工業やホクリク総業、ハミングプラザVIPなどの北陸グループの相談役。三条市交通安全協会の会長などを長年務めているなど、弥彦に移ったものの活動の主体は三条市であることは変わらない。
ことし5月、妻の一代さんと結婚50年の節目を迎え、28日にジオ・ワールドビップ三条で金婚式を開いた。同い年の一代さんは6年前にくも膜下出血を発症し、この日は車いすで出席。元気なうちにお祝いをしようと子どもたちが金婚式を企画し、世話になった礼にと寄付を考えた。
今回、三条市への30万円のほか、一代さんが絵の教室に参加していて世話になったとして2つの絵画の団体に10万円ずつ、50年の節目に計50万円を寄付した。
懇談では、ほとんどが交通安全に関係した話で、加藤さんは三条市の交通安全の日の制定をすすめていることなども話していた。