梅雨明けが待たれる7月最後の31日、三条市は曇りがちだったが気温は29.8度まで上がる蒸し暑い一日だった。
朝の最低気温は、雨が降った午前8時前の24.2度で、それ以外は25度以上と高かった。午前10時で27.5度、正午は28.6度、午後2時は29.4度と日中は29度前後が続いた。
梅雨明けしないまま7月が終わる。雨や曇りの日が多く、日照不足が心配されるが、気温は30度前後に上がっているので、盆花用の花が開花するなど、生育のスピードが速まっている植物もあるようだ。
県央地域の田んぼでは、梅雨空に鮮やかな緑色が映える。早生品種のイネが白く小さな花を咲かせている。花は午前中に開き、緑色のもみのような形をした「えい」が開き、その中からおしべとめしべが現れる。1本の穂に約100くらいの花をつけるが、穂先から順番に咲き、すべての花が咲くのに1週間ほどかかるという。
イネの生育も平年よりも早まっており、7月末時点で、早生品種では5日から6日、コシヒカリは2、3日早いと言う。