7月29日から8月2日まで「サイエンスWeek!!」として毎日、科学の工作や実験を行っている燕市児童研修館「こどもの森」は1日、"西蒲・燕科学教育センタープレゼンツ”というような形で同センターが科学の実験や工作を行い、小学校低学年の親子など約200人が参加する大盛況だった。
講師は同センターの森田健一さんと井上忍さん。PVAのり、ほう砂、蛍光ポスターカラー、水を割りばしでまぜて作る「光るスライム」と再生紙を細かくして水を入れたペットボトルにビー玉と一緒に入れて振り、砕いた紙を固めて乾燥させて作る「紙すきコースター」に挑戦。さらに森田さんが液体窒素を使った実験を行った。
昨年も同じ内容で科学の実験を行ったが、ことしはなぜかその2倍以上の大入り。子どもたちは列を作ってスライムや紙漉コースターの製作に挑戦。スライムは完成したら暗室に入ってブラックライトで光るのを確認。自分でスライムを作っただけでも感激だったのに、それが光るようすに目を輝かせて喜んでいた。
子どもたちのおまちかねは、液体窒素の実験。森田さんは“でんじろう先生”ばりに白衣を着て登場し、液体窒素の中にコマツナ、酸素で膨らませた風船、ソフトテニスのボール、ティッシュペーバー、花火などを入れ、液体窒素に入れたらどう変わるかをクイズに出してから、子どもたちの目の前で変化を見せた。
子どもたちはテレビで良く見るような液体窒素からもくもくとあふれでる白い煙に興味津々。液体窒素で凍らせたソフトテニスのボールは、床に落とすと瀬戸物を落としたように大きな音を出して粉々に割れ、花火は液体窒素に入れても勢い良く燃え続け、大きな声を上げて驚いていた。
最後はごほうびにマシュマロで実験。子どもたちは、自分ではしに刺したマシュマロを液体窒素に入れて凍らせて味わった。「かたい!」、「冷たくておいしい!」、「アイスみたい」と初めての食感にはしゃいでいた。
最終日の2日は午後1時半から3時半まで工作を行う。水を入れたペットボトルの中の魚がハンドパワーで浮き沈みするおもちゃの工作が参加費50円で定員100人が参加できる。それと野菜を使ったフィルムケースロケットは無料で定員100人が参加できる。問い合わせは「こどもの森」(電話:0256-61-1551)へ。