燕市文化会館と(公財)新潟県文化振興財団は、3日午後2時から同文化会館で「マイタウン・コンサート2013」を開き、302人が来場して新潟の音楽集団「新潟ARS NOVA」による管楽器や打楽器のアンサンブル、さらに燕北中学校吹奏楽部とのジョイント演奏を楽しんだ。
「新潟ARS NOVA」は県内の若手演奏家がメンバー。藤井裕子さん(トランペット)、市橋靖子さん(フルート)、本間美恵子さん(マリンバ)、別森麗(コントラバス)、品田真彦さん(ピアノ)が出演した。
それぞれの楽器をフィーチャーする曲で構成し、歌劇やクラシックのほかにポップス、童謡も取り上げ、肩の凝らない内容で来場者を楽しませた。
最後から2曲目は燕北中学校吹奏楽部の6人によるトランペット、トロンボーン、オーボエ、小太鼓とのジョイント演奏。前日、「新潟ARS NOVA」のメンバーのうち3人が学校へ出向いてレッスンを行い、部員を指導しており、一夜明けてさっそく披露。細かなミスはあったが最後まで演奏しきった。
副部長の3年生斉藤理生さんは、「貴重な体験でした。優しく接して指導してくれ、身を任せる感じで演奏しました」と言い、「できる限りのことはやったと思います」と達成感を味わっていた。
「新潟ARS NOVA」の本間さんは三条市の出身で今も三条市で暮らす。第三中学校の吹奏楽部で、「部活命の生活でした」と本間さん。中学生とのステージに「そのころを思い出してました」とにっこり。同文化会館で中学生や高校生を指導することは良くあるが、コンサートは珍しい。「お客さんがあったかくて、お客さんとやり取りができて和みました」と本間さんもコンサートを楽しんでいた。