第9回三条夏まつりの中日の3日は、大花火大会が開かれた。昨年と同じ95,000人(主催者発表)が花火観覧に訪れ、梅雨明けしたばかりの夜空に次々と咲いた大輪の花火を楽しんだ。
旧三条競馬場堤外地を打ち上げ場所、信濃川をはさんでその対岸の六ノ町河川緑地を観覧場所に午後7時半、打ち上げ開始。番外の「市民の花火」、スターマイン27組、尺玉131発をはじめ、ことしも瑞雲橋にかかるナイアガラと三条商工会議所のスターマインのフィナーレまで1時間半にわたり花火が夜空を彩った。
長岡市を中心に被害のあった7月30日までの豪雨の影響などで信濃川が増水して、花火大会の準備を一時、ストップした。当日も朝は雨が降り、手間がかかったうえに天気が関係者をやきもきさせたが、そんな心配をぬぐい去るように午後には梅雨明けが発表された。
午後7時は23.6度と今の時期としては異例なほど涼しい夜だった。六ノ町河川緑地周辺には、長岡花火と同日開催にもかかわらず大勢の見物客がゆかた姿で訪れた。
観覧場所は場所取りで朝からたくさんのビニールシートが敷かれた。ビールやつまみをしっかり用意して宴会しながら花火見物するグループもあれば、寝転んで夜空を仰ぎ見て花火を独り占めする人。カメラやビデオで撮影する人もあり、思い思いに花火大会を楽しんでいた。
夜空を覆うように次々と打ち上げられるスターマインには拍手と歓声が起こり、「すごいね、来てよかったね」、「これどこの?、1番らね」。なかには「よしっ、ことしも頑張ろう!」と声に出していた若者もいた。
三条夏まつり最終日の4日は、商店街夜店市、三条総踊り、三条夏神輿などが行われ、締めくくる。