加茂市・加茂本町商店街振興組合(小林昭吾理事長)は、5日午前10時から午後3時まで市道本町中線を車両通行止めにして本町七夕まつりを開き、ステージイベントやグルメ移動車による飲食の販売などを行う。
市道本町中線は、加茂本町商店街から加茂川へ向かう第四銀行加茂支店と北越銀行加茂支店の間の道。そのうち数十メートルの区間を車両通行止めにし、特設会場として行う。
ステージイベントはお笑い集団NAMARAの高橋なんぐさんを総合司会に、風船王FOOZYさん、大道芸ジャグラーエイジさん、不思議パフォーマーのpeaceさん、シンガーソウルライター小宮陽子さんのスペシャルライブなどを行う。
グルメ移動車はホットサンドのキャニオンサンド、そばやうどんの飛燕、越後のしょうゆたい焼きが出店。そのほか個人が撮影した8ミリフィルムを上映する「なつかしい昭和の映像上映会」や「なつかしい加茂の写真展」、さらにアロマテラピーやボディーアートの出店もある。
また、当日は本町商店街で午後3時までに買い物をした人にじゃんけん大会参加券を渡し、特設会場へ持参するとじゃんけんに挑戦でき、じゃんけんに勝った人にはその場で雪椿スタンプ5倍分をプレゼントする。
加茂本町商店街は、宮大門交差点からJR加茂駅と逆方向へ100メートル余りの商店街で、組合員は約20人。加茂市内の商店街でいちばん小さいと言う。今回は国から地域活性化関連の補助金を受けて本町七夕まつりを開くことになった。その後、12月までの毎月、計5回にわたって行う手作りイベント「まちなかつきなかニコニコデー」の皮切りともなる。
また、今回の本町七夕まつりに向けて2日、早朝に近所の青海神社からタケを切り出してきて、商店街の8カ所に七夕飾りを設置した。タケは2階の高さを超えるほど大きいが、設置は業者に頼まず、組合員など商店主ら20人近くが朝から設置作業に汗を流した。以前は毎年、設置していたが、作業の負担も大きいことから一昨年、昨年と大きな七夕飾りの設置を休んでおり、ことしは3年ぶりの復活だ。
関係者によると「七夕飾りを見ないと夏が来た気がしない人もいる」とのこと。組合の結束をかため、統一感を生むためにも復活させた。七夕の飾りは市内のあおい保育園と西宮保育園の園児も手作りしてくれ、両保育園の園児を招待することから平日の日中に開くが、夏休み中の子どもたちなどに広く来場を呼びかけている。