5日の三条は32.5度まで気温が上がり、3日の梅雨明け発表から3日目で初めて30度を超える真夏日で、7月9日の32.7度以来の猛暑となった。
明け方の最低気温は22.9度。朝方は雨が降り、午前8時からの1時間に1.0ミリだけ雨量を記録。その後は青空が広がったものの、雲が目立ったが、気温はぐんぐん上がって最高は32.5度に。湿度が高くて蒸し暑く、梅雨明け後の青空のイメージにはほど遠かった。
13日の墓参りまであと8日。そろそろ墓参りの準備を考え始めるころ。加茂市仲町、山口屋(山口栄一店主)の店先には、7月下旬から盆用品が並んでいる。
ちょうちんをはじめ、宗派によって家へ先祖の礼を迎える精霊棚(しょうりょうだな)や盆棚に飾る、こもや精霊箸。ろうそくとろうそく立て、赤線香など。
同店は明治初期に開業した荒物屋で、若手は6代目になる老舗だ。ちょうちんの形などは半世紀前からほとんど変わらないが、車で墓参りに出掛けるようになって、昔よりはちょうちんを使う人は少ない。
同店裏手には寺がたくさんある。同店は大通りに面しているが、墓参りの夜は、裏手の谷通りを大勢の人がちょうちんを持って歩き、にぎわう。
ちょうちん以外の盆用品の売れ行きは昔と大差ない。ことしも墓参り翌日の14日は越後加茂川夏祭りで、それが終わると加茂の夏は駆け足で過ぎ去っていく。