三条市大野畑、新潟県済生会三条病院は7日、同病院正面玄関ロビーで久しぶりのロビーコンサートを開き、音楽ユニット「おるごーる♪」の3人による0歳から楽しめる親と子のためのおはなし音楽会を楽しんでもらった。
「おるごーる♪」代表の猿丸由里子さん=東京都練馬区=が歌、小林弘子さん=同中野区=がピアノ、藤田旬葉さん=新潟市=がヴァイオリン。『浜辺の歌』や『夏の思い出』、『みかんの花咲く丘』といった唱歌をはじめ、映画『サウンド・オブ・ミュージック』の挿入歌やポップスなどを40分余り演奏。『ドレミの歌』で体を動かしてリラックスしてもらおうと、振り付きでみんなで歌った。
「おるごーる♪」は練馬区教育委員会委託講座「ねりま遊々スクール」の活動団体。手遊び歌やわらべ歌、絵本や詩、月替わりの生演奏、表現遊びや製作を取り入れた盛りだくさんのプログラムを行っている。
会場には入院患者のほか、これを見るために来院した人や職員も含め100人余りが鑑賞した。この日は真夏日で、外はうだる暑さ。日が傾くとともに始まり、涼しいロビーで聴く楽器の音色や歌声はまさに一服の清涼剤。3人のピンク、ライトブルー、アイボリーの衣装は目にもさわやかだった。
入院患者はパジャマのままいすに腰掛け、車いすや点滴注射を受けながら聴き入る人もいて、入院中に生演奏を聴くスペシャルなプログラムに大きな拍手を送っていた。