燕市は23日午後4時から表参道・新潟館ネスパス=東京都渋谷区神宮前4=で、燕市(旧吉田町)出身の元プロレスラー、キラー・カン(本名:小沢正志)さん(66)の燕市PR大使任命セレモニーを行う。
鈴木力市長も会場を訪れてカンさんに任命書、PR大使の名刺を交付するほか、来場者とカンさんの記念撮影も行う。また、日本金属洋食器工業組合は23日から25日までの3日間、ネスパスで「世界に誇る 燕の洋食器即売会」が、その初日にあたり、カンさんからそのPRを手伝ってもらうのがPR大使としての初仕事ともなる。
カンさんのPR大使就任の決定は、鈴木市長が5月31日の定例記者会見で発表した。それから3カ月近くたっての任命。いいタイミングを検討するなかで、ネスパスでの洋食器即売会の初日にぶつけることにしたもので、鈴木市長はこの状況にあわせてそのほかの公務も予定している。
燕市は5月に東京ヤクルトスワローズのマスコットキャラクター「つば九郎」を燕市PR隊鳥、燕市出身の演歌歌手の上杉香緒里さんと同じくフルート奏者の本宮宏美さんを燕市PR大使に任命しており、カンさんはそれに次いで4人目。
カンさんは1947年3月6日旧吉田町生まれ。吉田中学校を卒業、大相撲春日野部屋に入門し、63年に初土俵を踏んだ。栃東(玉ノ井親方)の付き人などを経て、71年に日本プロレスに入門。アントニオ猪木との海外遠征やアンドレ・ザ・ジャイアントとの名勝負など、昭和のプロレスを支えた名選手のひとり。
また、6月に発行された新潟のローカルインタビュー誌『LIFE-mag.(ライフ・マグ)』のvol.6「燕三条」特集にカンさんのインタビューが掲載され、カンさんの写真を使った同誌のポスターも制作されて、地元でのカンさんの認知度も急速に上がっている。