「なんで同じシャツを着てるんだろ?」。9日開かれた三条市と見附市の職員向け勉強会で、三条市の職員が首をかしげた。出席した三条市と見附市の市長が同じ柄のシャツを着て背中を並べていた。
見附市と言えば小学生のころに習った繊維、ニットの町というイメージが今も残っている。「国定市長が久住市長からもらったんじゃないですか?」と適当に推測したが、これは俺に確かめろという“ふり”なのかということで、勉強会後、ちょうど時間があったので、聞いてみた。
「わたしからプレゼントしました」と久住市長が説明してくれた。見附市の若手女性職員が6人が地元企業と協力して企画、商品化した見附オリジナルのクールビズシャツで、その名は「マンガン絣(がすり)」。この夏、発売した。
マンガン絣は、その名にあるように鉱物のマンガンを使った染色技法で、今は見附市内の1社にしか残っていないという。ほかにポロシャツも製作。完成するとお披露目会を開いてファッションショーのように発表し、見附市出身のタレント、今井美穂さんと一緒にランウェイを歩いたことをうれしそうに話した。
この日の勉強会の冒頭、隣り合う市なのに珍しく仲がいいとかいう話があったが、ファッションでも仲の良さをアピールしていた。