燕市社会福祉協議会(青柳芳郎会長)は11日、夏休みボランティア体験「ボラ☆チャレ2013」の2回目「障がい理解コース」を開き、参加した9人の小学生は障がいのある子どもたちを職場体験を通して地域で育てるグループ「ぷれジョブ・ひまわり」の子どもたちと一緒にクッキー作りに挑戦した。
市社協が募集して参加したのは、市内小学校の2年生から6年生まで、高学年中心の9人。一方、「ぷれジョブ・ひまわり」は障がいのある子どもたちが社会との出会いから障がいの有無にかかわらず、ともに暮らして行ける地域社会をつくろうと三条市、燕市、加茂市で活動している。10歳から19歳までの登録25人のうちこの日は7人が参加し、小学生と一緒に三角巾をかぶってクッキーを作った。
小学生とチャンレジドがまじって4つの班に分かれて調理。最初にバターや小麦、砂糖などを一緒にはかりをつかって重さをはかり、材料をこねて好きな形に作り、あとはオーブンで焼いてもらえばできあがりだ。
クッキー作り後、参加した小学生が書いたアンケートには「みんなよりまぜるのが上手な人がいた」、「障がいのある人もちゃんと仕事をしていることがわかった」、「障がいがあるのにちゃんとできていてすごいと思った」とチャレンドに対する素直な思いをつづっていた。
市社協では、夏休みにはふだんは出会うことが少ない障がいのある人たちと接し、障がいや福祉に対する理解を深めてもらおうと毎年、小学生を対象に夏休みボランティア体験を行っている。
この夏は3回計画し、1回ごとに小学生の参加を募集。7月29日に開いた1回目の「廃油せっけんづくりコース」には16人が参加。最終回の3回目は28日に市社協分水支所で「資源活用学び隊コース」を開く。