燕市の20年後の将来像「未来ビジョン」を考える「つばめ若者会議」の第2回が7日夜、市役所で開かれ、43人が出席してオープンスペーステクノロジーで意見を出し合った。
毎月1回ペースで開いており、7月の第1回は自己紹介や事業説明、「どんなつばめ若者会議にしたいか?」をテーマにワークショップを行ってウォーミングアップ。今回はつばめ若者会議のメンバーでもある燕市と燕市社会福祉協議会の職員が燕市の健康、交通、福祉などに関する取り組みを説明し、燕市の現状に対する認識を共有した。
続いてワークショップ。ファシリテーターを務めるStudio-Lは、トヨタ式なぜなぜ5回の問題解決手法を紹介したあと、「オープンスペーステクノロジー(OST)」を説明。それにしたがって、語り合いたい課題を7つ設定し、興味のある課題のテーブルに参加。模造紙に自分の名前を書き、意見をどんどん模造紙に書き込み、ほかのテーブルにも行ってみるというもの。
テーマはメンバーから募り、観光、交通、中心市街地、子育て、つながり、農業、ものづくりの7つを設定。グループは出入り自由で、メンバーはひとつのグループにこだわらず、興味のあるのグループを次々と回って意見を出し合った。
第1回の7月はメンバー75人のうち60人が出席したが、今回は43人とかなりスリムになった印象だったが、この日も9時半まで熱い意見を交わした。それで収まらず、終了後も気の合う者同士で場所を変えて若者会議の延長や振り返りをするメンバーもあったようで、目に見えないところでも若者会議がまいた種が芽吹いている。