13日早朝、加茂市内の建設資材業者で火事があり、午前10時現在もなお炎上している。
加茂署の発表では、火事があったのは加茂市千刈1、マルコ木材株式会社で、午前4時53分に覚知した。この火事で約1万平方メートルある同社敷地内の工場、倉庫、製材場など約3,400平方メートルが焼失した。この火事によるけが人はない。火災の原因は捜査中。
火災現場のすぐ近くにJR信越本線があり、この火事の影響で午前6時6分からここを通過する列車の運転が見合わせになり、8時52分に運転を再開したが、その後も遅れが出ている。
敷地にあった木材は約1,000立方メートルとみられる。資材置き場と思われる建物は大きく、屋根が残っているため、奥で燃えている資材まで放水している水が届かず、消火作業に時間がかかっている。ただ、ポンプ車はすぐそばを流れる加茂川から取水しているため、水不足を心配することはない。
午前10時現在でも奥に赤い炎が見えるが、すでに火災発生から5時間。三条では11時で最高気温31.2度を記録するなか、分厚い防火衣で消火作業を続ける消防士の体力の消耗度は推して知るべしで、交代で休憩を取りながらホースの先の管鎗(かんそう)を握り、熱中症にならないようペットボトルの差し入れもあった。
この日は盆の墓参り。翌14日に加茂川で開かれる越後加茂川夏祭りを前に「こんなときにね〜」と話す市民もいた。