第28回越後加茂川夏祭りが14日、加茂市の加茂川河川敷を会場に開かれ、昼のイベントから夜の大花火大会まで、昨年より2,000人多い4万4,000人(主催者発表)の人出でにぎわった。
加茂市の市街地を流れる加茂川に架かる諏訪橋と栄橋の間の河川敷が会場。ことしも上流と下流に右岸と左岸の河川敷間を結ぶ2本の仮橋を設置して開催。
午後1時から昼の部のイベントをスタートし、子どもたちに人気のウキウキ桃釣り大会、加茂川ダンス甲子園、よさこいソーラン江戸みこし競演、灯ろう流し、加茂川夕日コンサート、13団体約500人が両岸を『加茂松坂』の踊りの輪でつないだ大盆踊り大会などを行った。
晴れて猛暑日にせまる暑さとなったこの日、日中は軽い熱中症のような症状で救護所を訪れた小学生もいたが、夕方からは川風が心地よく、昨年復活した夕日コンサートでは大勢の人が訪れ、元H2Oの中沢けんじさんの歌をゆっくりと楽しんだ。
午後8時半からの大花火大会は、噴水花火、二尺玉連発、スターマインなど約1,000発の花火が30分間で打ち上げられた。フィナーレは、加茂川の中央部全長2キロメートルにわたる「大ナイアガラ」で、小池清彦加茂市長、太田明加茂商工会議所会頭、浴衣姿のミス雪椿の3人が点火スイッチを押すと、川の中央に仕掛けられた導火線を赤い光が上流と下流に向かって走り、白い光があふれるように落ちて大きな滝が現れた。「きれいだね〜」と観客からは歓声と拍手が起こり、夏まつりのラストを飾った。