三条高校剣道部OB会(池田弘会長)は17日、三条高校体育館で盆恒例のOB会交流稽古会と交流試合を行い、OBと現役部員40人近くが参加して猛暑のなか、剣道で汗を流した。
三条高校剣道部の現役部員20人と大学生を含むOB15人、それに同部とふだんから一緒に練習している県央工業高校の生徒も参加。新潟県剣道連盟の会議の日にも当たり、それに出席するために参加できなかったOBもあり、OBは例年より少なめだった。
この日の三条は最高気温35.0度の猛暑日。ただでさえ汗が噴き出す暑さなのに、防具を着けたけいこの暑さは推して知るべし。OBの最年長は61歳で、体調が心配になるほどの蒸し暑さ。休憩で面をはずすと上気した顔は玉のような汗を浮かべていた。
池田会長は「毎年、こうして母校で剣道をやらせてもらってありがたいと思っています」。同部は昭和36年創部で、かつて一度だけ男子が団体戦でインターハイに出場したことがあるが、今は新潟市内の高校に強い選手が集まるようになっている。
昨年、同校剣道部は地元中学生に参加を呼びかけて剣道と勉強を教える試みを行い、大勢の参加者を集めた。「地元の子どもたちから地元の学校でスポーツも勉強も頑張ってほしい」と池田会長は話していた。このあと三条市・嵐渓荘に会場を移して懇親会を開いた。