燕市が7月29日から8月9日まで友好都市の米国・ミシガン州ダンディへ海外派遣した市内の中学生4人の帰国報告会が20日夜、市役所で開かれた。
燕市合併前の旧吉田町が1994年にダンディと友好都市になったのをきっかけに毎年、交互に子どもたちを海外派遣している。ことしは燕市が派遣の番で、吉田中3年佐藤愉生さん、分水中3年伊藤菜々子さん、燕中等教育学校2年伊藤海人君、燕中3年池田修斗君の4人を派遣した。
派遣にかかる費用のほぼ半分を市が補助し、デトロイトの南西約100キロのところにある人口4,000人足らずのダンディでホームステイして過ごした。
帰国報告会では、上原洋一教育長らに対して4人でプレゼンテーションソフトも使ってダンディで見学した施設や体験を発表し、ダンディ高校で行った燕市のプレゼンテーションのようすは動画で紹介したあと、ひとりずつ出発前の目標や現地での思い出を発表し、質問にも答えた。
質問にも答えた。風呂は浴槽に入らず、しかも毎日は風呂に入らないことや温水洗浄便座がないことに驚き、手土産の「柿の種」を「スパイシー」と表現したことがおもしろかったことなど、率直に話した。ダンディでは、夜は半袖では寒く、ようやく戻った燕市の感想は「暑かった」で一致していた。
課題だった英語については、細かな部分はわからなくても単語がわかれば何とか意味がわかるので、単語を聞き逃さないようにしたこと、ホストファミリーは積極的に日本のことを聞いてくれたので話しやすかったことなどを話していた。