三条市下田地区のしただふるさと祭り実行委員会(会長・鳶田眞六下田商工会会長)は24日、「しただふるさと祭り〜雨生(まおい)の大蛇祭〜」を開き、ことしも下田大橋下の五十嵐川河川公園特設会場でのイベントや担ぎ手に学生ボランティアが初参加する雨生の大蛇祭を行う。
三条市内3地区最後の夏祭り。メーンの雨生の大蛇祭は吉ヶ平の雨生ヶ池に住む大蛇が雨や日照りをつかさどったと伝わる伝説をもとに平成10年から行っている。
大蛇祭では、モミの木で作った3メートル余りの頭部に、カヤをよしずで巻いた胴体をつないだ大蛇に、午前8時半から八木神社で魂を吹き込む神事を行って、出発。伝説の笠堀姫を乗せた大蛇を下田地区の若者が中心となって担ぎ、八木前と五百川を練り歩く行列行進。正午に、祭りの特設会場に入場し、午後5時45分からの雨生の大蛇祭で、もちまきなどのあと胴体部分を燃やし、天に戻ってもらう。
ことしは、地域間の交流などから、関川村の「えちごせきかわ大したもん蛇まつり」(8月23日から25日に開催)で大蛇を担ぐ大学生ボランティアのなかの精鋭30人が、25日の関川での大蛇パレードを前に、初めて雨生の大蛇祭にも参加し、下田の大蛇を担ぐ。
また、河川公園特設会場では、午前10時半に開会式を行い、ライブやニジマスのつかみどりなど日中の行事をはじめ、模擬店、雨生の大蛇祭、よさこいソーラン、夜の盆踊りと盛りだくさんで、午後8時15分からの花火大会がフィナーレを飾る。
当日が雨や川の増水などの場合、イベントは中止。花火大会は順延。雨生の大蛇の行進は雨でも行う。