燕市観光協会(山崎悦次会長)は9月29日、燕市国上、道の駅国上で昨年に増してパワーアップした第9回越後くがみ山酒呑童子行列を行うので、酒呑童子行列に加わって国上山を下る鬼軍団400人を大募集中だ。
酒呑童子行列は午後2時半から国上山中腹の国上寺で行列出発セレモニーを行い、林道を行列して下る。ふもとの道の駅国上裏手の酒呑童子神社に到着したらセレモニーと参加者による大抽選会が行われる。
その行列に参加する鬼を募集しているもので、参加費はTシャツと絵馬付きでひとり1,000円、小学生以下は無料でTシャツと絵馬はない。
Tシャツは、漫画界の巨匠、永井豪さんが昨年、酒呑童子行列のために描いた鬼をデザインしたもので、赤、青、黄の3色のうち好きな色とサイズを選べる。絵馬も同じ鬼が描かれている。ほかにも鬼メイク、祈願成就イベントとしてお払い、祈とう、願掛けの3種に大抽選会の参加特典があり、さらに事前申し込みをした人には限定オリジナル缶バッジのプレゼントもある。
酒呑童子行列は、燕市分水地区の砂子塚で生まれたとされる伝説の鬼「酒呑童子」をモチーフに毎年行われているイベント。昨年は約1万人が来場している。
会場周辺の長辰地区を中心とした行事のイメージが強いが、近年は全市的、さらには市外からも誘客できるようなイベントにしていこうと趣向を凝らしている。
当日は午前11時スタートで、キャンドルづくり、こどもの遊び場、鬼メイクコーナー、飲食物販店などを設け、ステージイベントではこれまでの里神楽や諏訪神社舞姫、酒呑童子変化、分水太鼓のほか、初めて佐渡鬼太鼓も出演し、それ以外にもビッグなゲストと出演交渉中だ。
前日28日にも、燕三条青年会議所と共同開催で男女の出会いを演出する初めての「ご縁結びイベント」と祈願成就花火の打ち上げ、鬼飲食物販店が出店。ことしは“縁結び”もアピールする。
さらに当日に向けて毎週末のように燕市観光協会の鬼娘1号、2号が各地へ出没して客を呼び込む。16日夜に道の駅国上で行われた仮装盆踊り大会に登場しており、24日は燕市の商店街で開かれる200メートルいちびで子どもたちから紙で剣などを作ってもらう「酒呑童子の武器工場」に参加する。
9月も1日は分水ロータリークラブ40周年記念企画の「LIVE IN くがみ」とライトアップ点灯式、7日はてまりの湯20周年記念企画「カレーとフラダンスの夕べ」、13日から15日は分水高校の水櫻祭や燕・戸隠神社の秋祭り、燕三条カレー産業博、22日から23日はなんと東京の表参道へも出現する。
行列参加の申し込みや問い合わせは燕市観光協会(電話:0256-64-7630、ファクシミリ:0256-64-7638、電子メール:tsubame-kankou@za.wakwak.com、HP:http://tsubame-kankou.jp/)か道の駅国上(電話:0256-98-0770)、燕市商工観光部観光振興室(電話:0256-77-8233)へ。