三条市の国際理解講座「世界のキッチン」の初めて親子を対象にした夏休みバージョンが22、23の2日間、第二中学校調理室で開かれ、22日は親子2組、6人が参加してイタリア料理に挑戦した。
三条市国際交流員のピーター・カーターさん(26)を講師に世界各地の料理を調理実習して国際理解を深めてもらおうと毎月、開かれている人気の講座。ふだんは一般市民が対象だが、今月は夏休みということで親子を対象に開いた。
最初に紙でコックの帽子を作る簡単なペーパークラフトを行ってから料理に挑戦。四角いパスタにチーズや野菜を詰めてギョーザのように縁を閉じてミートソースをかけて食べる「ラビオリ」と、カスタードクリームのデザートの「ザバイオーネ」、さらにフレッシュチーズの「リコッタチーズ」のイタリア料理3品を作った。
三条市曲渕2、村田幸子さん(36)は小学校3年生2人、2年生1人の3人の子どもと参加した。自身もこれまでに3回、「世界のキッチン」に参加しており、今回は親子で参加できるので「子どもたちにもやらせてみたい」と参加した。
家でも子どもたちは食べたい料理なら調理を手伝ってくれるが、家の台所ではスペース的に1人ずつしか手伝えない。調理実習用のテーブルなら子どもたちみんなと一緒に調理でき、幸子さんは「みんな楽しめてると思います」。とくに電動ミキサーが人気で、子どもたちは交代で泡立てていた。
ピーターさんは「楽しく料理してるのがいちばん。きょうだいの協力がすばらしい」と親子で楽しんでいるようすに喜んでいた。翌23日は3組、8人の親子が参加する。