夏休みのを終わりに商店街をあげて子どもたちにたっぷりサービスする燕笑店街イベント「200メートルいちび」が24日、燕市燕地区の商店街を歩行者天国にして開かれ、主催者発表で昨年の3万人を上回る3万8,000人の人出でにぎわった。
ことしで13回目を数えた200メートルいちび。午後3時から8時まで大通りを歩行者天国にして、商店街の各店舗や地元の団体が趣向を凝らした飲食や遊びなど数十の店が並び、ステージイベントの音楽演奏やローカルヒーローショーも行われた。
ことしの目玉は、燕市主催の青空市「つばめるしぇ」の同時開催。これまでは秋葉町、仲町、宮町の3つの商店街で開いていたが、今回はそこから東、「中央通一」交差点までの穀町の商店街を「つばめるしぇ」の会場に充て、23店が34のブースに出店。総延長は戸隠神社の祭りのときと同じ約700メートルにも及んだ。
朝方まで雨が残ったせいで遠出する人が少なかったのか、加えて雨のおかげで日中は気温が上がらず過ごしやすかったせいか、明らかに昨年を上回るにぎわいだった。
つばめるしぇは、昨年10月の第32回青空即売会、ことし4月の分水おいらん道中で同時開催されたが、いずれも雨に見舞われて販売も思うようにゆかず、今回は3度目の正直でようやく好天に恵まれた。
つばめるしぇは飲食の出店が多かったこともあり、200メートルいちびの区間と同等かそれ以上のにぎわいになり、人出の増加に貢献したのは間違いない。出店者は「いい天気になってよかったね」。
なかでも、つばめ若者会議に参加する若手有志が共同出店した「わかめるしぇ」が人気。燕市吉田地区産のもとまちキュウリやそれを使ったドリンク「キューカンバモヒート」、手作り雑貨の販売、子どもを対象に夕焼けランタンの製作、カロム体験などを行った。
日が暮れてからも人出が減らなかった。鈴木力市長は開会のあいさつでこの秋、宮町のアーケードが撤去されるため、アーケードのある商店街では最後となる200メートルを楽しもうとあいさつした。アーケードの上の空が赤く染まると夕焼けランタンを製作していたおとなも子どもを手を止めて、「きれい!」と空を眺めてその風景を目に焼き付けていた。