燕市は、9月1日から来年3月31日までの7カ月間、福島県南相馬市へ派遣する職員の辞令交付式を26日午後3時から市役所で行った。
派遣するのは、土木課管理係の平岡裕之主任(43)で、鈴木力市長が辞令書を手渡した。南相馬市では、土木施設災害復旧業務に当たる。
燕市は合併以後、中越沖地震、長野北部地震、新潟福島豪雨、東日本大震災で災害に伴う職員派遣を行っている。東日本大震災では、2012年から3回に分けていずれも1回に健康づくり課職員を2人ずつ、仮設住宅入居者等支援業務で南相馬市へ派遣している。土木関係の派遣は初めて。
平岡主任は「見て、聞いて感じたことをこちらに帰ってきても生かして一生懸命、頑張りたい」と言い、鈴木市長は「現地の方々に寄り添って頑張ってください」と求めるとともに、かつて燕市へ避難していて南相馬市へ戻って人たちが組織する南相馬燕会にも連絡するよう勧めていた。