三條機械スタジアム=三条市月岡=の野球を通した貢献活動を調査する慶応大学大学院政策メディア研究科SCM(Sports Community Management)は、26日から29日まで4日間、三条市を訪れてヒアリングや会社訪問を行っている。
東京工科大学メディア学部助教で慶応大学総合政策学部非常勤講師の松橋崇史さん、嘉悦大学ビジネス創造学部専任講師で慶応大学政策・メディア研究科博士課程の岩月基洋さんと、大学院生や大学生6人が訪れている。
初日は26日は三條機械スタジアムでヒアリングのあと、三條機械スタジアムで行われているウエスタンリーグの公式戦に毎年、協賛しているシマト工業株式会社(斉藤直人社長・三条市柳川新田)を訪問し、斉藤社長から直接、話を聞いた。
同行した柴山昌彦GMは、三条商議所会頭でも斉藤弘文会長から、地方でも一流のプロスポーツを見る機会を与えたいと、ウエスタンリーグを開催していることを評価してもらっていると話した。
松橋さんが、これ以外にどんな事業にどんな思いで協賛しているかについて聞いた。斉藤社長は、それほど広告を必要としているけでなく、明確にCSR(企業の社会的責任)というわけではないが、地元に限って協賛していると答えた。ほかにも三条市では近年、どんなイベントや行事が行われているのかといった背景なども聞いていた。
SCMチームは、ファシリティ・マネジメントやスポーツを通じたまちづくりについて実践研究、スポーツ組織マネジメントや地方自治体のスポーツ政策について調査研究を行っている。そのなかでことし4月から三條機械スタジアムと同スタジアム関係者である指定管理者、自治体、利用者、近隣住民などを調査研究しており、6月に三條機械スタジアムで行われたウエスタン・リーグ公式戦にも調査に入っている。
今回もそれに続くフィールドワークで、この後も三條機械スタジアムのスポンサーとなっている地元企業や関係者、関係団体でヒアリングを行う。